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スイス国鉄Re620形電気機関車(スイスこくてつRe620がたでんきかんしゃ)は、スイスのスイス連邦鉄道(SBB: Schweizerische Bundesbahnen、スイス国鉄)の本線系統で使用される電気機関車である。 == 概要 == スイス国鉄がAe6/6形に続く山岳区間用の貨物列車および旅客列車用の牽引用にRe6/6形として89両を製造した電気機関車で、ヨーロッパ機では例の少ないBo'Bo'Bo'の車軸配置と、高圧タップ切換制御による、最大394kNの牽引力と140km/hの最高速度を特徴とする強力機である。まず試作として1972年に縦連接車体の2両と通常車体の2両が、その後通常車体の量産車が1975年から1979年にかけて85両製造されている。現在ではUIC方式の新しい形式名であるRe620形となり、機体の形式番号の変更が進められているほか、全機がスイス国鉄の貨物輸送部門であるSBBカーゴの所属となっている。本機は車体、機械部分、台車の製造をSLM〔Schweizerische Lokomotiv- und Maschinenfablik, Winterthur〕が、電機部分、主電動機の製造をBBC〔Brown, Boveri & Cie, Baden〕が担当しており、製造時にスイス国鉄が提示した性能要件は以下のとおりであった。 *現在のアルプス越えルートの勾配である26パーミルの上り勾配で800tを牽引して0-80km/hで0.03m/s²(0.11km/h/s)の加速性能を持つこと。 *将来のアルプス越えトンネルの勾配として予定されている6.5パーミルの上り勾配で800t(明かり区間では1600t)を牽引して140km/hで走行できること。 *26パーミルの下り勾配で400tを牽引して電気ブレーキだけで80km/hで走行できること。 *140km/hから停止直前まで電気ブレーキがフルに使用できること。 *Re4/4II形〔現在ではRe420形に形式変更〕およびRe4/4III形〔現在ではRe430形に形式変更〕電気機関車と重連総括制御ができること。 *曲線通過速度区分を「R」とすること。 なお、各機体の機番(旧番)と機体名(主にスイスの都市の名前)は以下の通り 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スイス国鉄Re620形電気機関車」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 SBB-CFF-FFS Re 620 」があります。 スポンサード リンク
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